こんにちは、BOIS創建の大工の職人社長よっちゃんです。

マンションリノベーションの現場、密着シリーズもいよいよ第3回。今日はクロス(壁紙)工事の日です。

「壁紙なんて、貼れば同じでしょ?」と思われるかもしれません。でも実は、クロスの選び方と貼り方で、仕上がりも住み心地も、長持ちのしかたも大きく変わります。今日はその裏側を、職人目線でご紹介します。

クロス工事は「段取り」が命

クロス工事「段取り」

今日はクロス屋さんが入ってくれています。作業を見ていると、いきなり貼り始めるのではなく、貼る箇所に合わせてクロスの長さを採寸し、先に切ってから貼っていく。この段取りの良さが、きれいで速い仕上がりを支えています。

ちなみに、材料が切って置いてあるのには理由があります。もともと4mある材料を、大工さんが前もって切っておいてくれているんです。「切っといてね」なんて、こちらは言っていません。職人さんが次の工程を読んで、先に動いてくれている。こういうチームの連携が、現場のクオリティをつくります。

プロの壁紙(クロス)の選び方

プロの壁紙(クロス)の選び方

クロスには本当にたくさんの種類があります。基本は見た目で選ぶことが多いのですが、私たちは「長い目で見た耐久性」も一緒に考えてご提案しています。

たとえば、伸縮性があって割れにくいクロス、表面に加工がしてあって傷がつきにくいクロス、といった具合に、用途に合わせて選べます。水回りには、水に強いクロスもあります。こうした中から適したものを選ぶことで、クロスは長持ちします。

今回のお住まいで選んだのは「万能型」のクロス。表面が加工されていて、よく見ると汚れも傷も目立ちにくいタイプです。毎日暮らす場所だからこそ、こういう実用性が効いてきます。

白基調を「のっぺり」させない、アクセントクロスの使い方

アクセントクロス

今回は「白を基調にしたい」というご要望でした。ただ、全部を白にすると、本当に真っ白でのっぺりした空間になってしまいます。

そこでご提案したのが、アクセントクロスです。白ベースの中に、一面だけインパクトのある色柄のクロスを貼る。これだけで空間にメリハリが生まれます。各部屋にもそれぞれアクセントを設けて、白基調はキープしつつ、部屋ごとに表情を持たせています。「白いのに、単調じゃない」——このさじ加減が、住んでからの満足度に効いてきます。

建具は「上げられるところは上げる」

建具

クロスと一緒に見ていきたいのが建具(ドアや引き戸)の高さです。

昔の建具は背が低く、1,800〜1,900mm台のサイズが主流でした。今は2mを超えるサイズが標準です。今回のリノベでは、上げられるところは建具の高さを上げています。洗面もトイレも同じ考え方です。建具を高くすると、空間がすっきり広く、天井が高く見えます。こうした「見えにくいけれど効く」工夫を、一つひとつ積み重ねています。

巾木(幅木)は「床を貼ってから」——隙間を出さない順番

巾木(幅木)

もう一つ、職人のこだわりを。巾木(幅木)は、壁と床の境目をぐるっと回る見切り材です。

この巾木、実は「いつ付けるか」で仕上がりが変わります。先に巾木を付けてから床を貼ると、あとで隙間が目立ってしまう可能性があるんです。やり方はいろいろありますが、うちはフロアタイル(床)を貼ってから、巾木を後施工します。こうすると、床と巾木の取り合いがきれいに納まります。

こういう「順番」ひとつに、仕上がりの差が出ます。

ロールスクリーン・ブラインド・飾り棚も造作中

ロールスクリーン・ブラインド

今回のお住まいには、暮らしに合わせた造作もいろいろ入っています。

ある窓にはロールスクリーンを。こちらのお宅はワンちゃんを飼っていらっしゃるので、そこからワンちゃんがスッと出入りできるように、という配慮です。別の窓には縦型(バーチカル)ブラインド。そして小物を置きたいという場所には、腰の高さの飾り棚を造作しています。棚が届いたら、取り付けて仕上げます。

こうした一つひとつが、「この家で、どう暮らしたいか」に合わせたご提案です。

リフォームは「適材適所の判断」の連続です

bois創建リフォーム
Screenshot

工事を進めていると、目に見えない部分での打ち合わせや、細かい配慮が本当にたくさんあります。

新築は、0から図面があって、その通りに作れば形になります。でもリフォームは違います。壁を壊してみたら「なんじゃこれ」ということもあるし、使えると思っていた部分が使えないこともある。その場その場で、適材適所の判断が求められます。だからこそ、クオリティの高い仕事をしている自負があります。

今回のお住まいも、材料によっては入荷時期が読めないものもありました。そんな状況でもご依頼いただけたお客様がいらっしゃったことは、本当にありがたいことだと思っています。

【重要】中古マンションを買う前に、リフォームの相談相手を現地へ

最後に、いちばんお伝えしたいことを。

今回のお住まいは、お客様が中古マンションを購入され、そこを当社がリフォームさせていただいたものです。業者さんからのご紹介で工事に入りました。

ここで大事な点があります。お客様は、私たちが現地を見る前に、すでに購入をほぼ決めておられました。そして購入して蓋を開けてみると、「あれ、ちょっと思っていたのと違った」ということも、実際に起こりました。

だからこそ、声を大にしてお伝えしたいです。中古マンションや中古戸建てを買ってリフォームを考えている方は、購入するかどうかを判断する前に、リフォームの相談ができる人を必ず現地に連れて行ってください。「この壁は壊せるか」「この間取りは変えられるか」——それが分かってから購入を判断するのと、買ってから確認するのとでは、後悔の大きさがまるで違います。

「こんなところリフォームできますか?」「この壁、壊せますか?」——そういうご相談こそ、大歓迎です。一言で言えば、購入前の段階から、ぜひ頼ってください、ということです。

BOIS創建が大切にしていること

BOIS創建は、一宮市に本部と工場を構える地域密着の工務店です。私自身が大工出身で、職人として現場に立ち続けてきました。

クロス1枚、巾木の順番、建具の高さ——どれも小さなことに見えて、住んでからの快適さと長持ちに効いてきます。目に見えなくなる部分ほど丁寧に。それが、工事の透明化をテーマに現場を公開している私たちの姿勢です。

続きの進捗も、またご紹介していきます。よっチャンネルもぜひご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. マンションのクロス(壁紙)はどう選べばいいですか?

A. 見た目に加えて、耐久性・傷や汚れの目立ちにくさで選ぶと長持ちします。伸縮性があり割れにくいもの、表面加工で傷がつきにくいものなど種類が豊富です。水回りには水に強いクロスを選ぶのがおすすめです。

Q. アクセントクロスとは何ですか? 失敗しないコツは?

A. 白などのベースカラーの中に、一面だけ色柄のあるクロスを入れる手法です。空間にメリハリが生まれ、白基調でものっぺりしません。コツは、ベースは落ち着いた色にして、アクセントは各部屋1面程度にとどめることです。

Q. 巾木(幅木)は床より先に付けますか? 後ですか?

A. BOIS創建では、床(フロアタイルなど)を貼ってから巾木を後施工します。先に巾木を付けてから床を貼ると、あとで隙間が目立つ可能性があるためです。順番ひとつで仕上がりが変わります。

一宮市・稲沢市・江南市・名古屋市など愛知県全域で対応しています

「中古マンションを買ってリノベしたい」「購入前に相談したい」「クロスや間取りにこだわりたい」——そんな時は、地域密着のBOIS創建にご相談ください。購入前の物件チェックから、解体して分かる部分まで包み隠さずお見せしながら、正直にご提案します。無料現地調査・お見積もりからお気軽にどうぞ。

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