こんにちは、BOIS創建の大工の職人社長よっちゃんです。

解体からお付き合いいただいたマンションリノベーションの現場、ついに完成が見えてきました。今日はクリーニングが入っていて、来週末ごろにはお引き渡しの予定です。

クロスが貼り終わり、床も入り、照明もついて——ようやく全体の姿が見えました。今日は完成した空間を、こだわりのポイントとあわせてご紹介します。

これまでの過程はこちらからご覧いただけます。

#1【現場密着】広々4LDKマンションの全面リノベーション|解体から見えた職人のこだわりを職人社長が語る
【マンションリノベ密着#2】和室をリビングと一体化!解体して見えた『プロのこだわり』を一宮市の職人社長が全公開
【マンションリノベ密着#3】クロス(壁紙)でここまで変わる!プロの壁紙の選び方を一宮市の職人社長が解説

和室が「超広々リビング」に生まれ変わりました

まずは、いちばんの見どころから。

もともと和室だった部屋が、リビングとフラットにつながり、そのままの高さで向こうまで抜ける、超広々としたリビングが完成しました。以前は引き違いの扉で仕切られていた空間です。和室を解体してリビングとつなげ、段差もなくしたことで、ひと続きの広い空間になりました。

壁も、なるべく高く上げたいという思いがあったので、上の天井部分も取ってもらって、クロスをきれいに巻いて仕上げています。ここが低いままだと、どうしても圧迫感が残ってしまうんです。

間取り自体は大きく変えていません。変えたのは和室のところくらいで、基本的には今あるものを活かしながら新しくしました。ただ、既存の建具・床・枠など、見えている部分はすべて新品に。「何かを残してここだけ変える」のではなく、フルリフォーム・フルリノベーションに近い形になっています。

和室をリビングにリノベbefore
和室をリビングにbefore
和室をリビングにリノベafter
和室をリビングにafter

フロアタイルは「割り付け」で仕上がりが決まる

床にはフロアタイルを使いました。石目調の、少しグレーっぽい色合いです。

ここで職人としてこだわったのが、割り付けです。今回のタイルは60cm角の大判サイズ。通常は45cm程度のものが多いので、大判のぶんおしゃれに仕上がります。

ただ、大判だからこそ、どこを基準に貼り始めるかで見え方が大きく変わります。職人さんとも相談して、今回は「廊下を基準にする」と決めました。廊下のセンターを基準に割り付ければ、両端に残るタイルの幅が揃ってきれいに納まります。逆に、端からただ60cmずつ貼っていくと、最後に中途半端な細い切れ端が出て、かっこ悪くなってしまうんです。

見た目には気づかれにくい部分ですが、こういう一手間が、空間全体の印象を決めます。

フロアタイルは「割り付け」で仕上がりが決まる

アクセントクロスで「白一色」にしない

クロスは、天井も壁も基本は白がベース。そこにアクセントクロスを効かせています。

玄関を入って廊下からリビングまで、視線がバーッとつながる面にアクセントを入れました。もともと和室だった部分もリビングと一体になっているので、全体のつながりを考えた配置です。各部屋にも一面ずつアクセントクロスを設けています。壁掛けテレビをつける面にもアクセントを入れました。

白基調はすっきりしますが、全部白だと単調になります。一面入れるだけで空間が引き締まります。

アクセントクロス

オープンキッチンと、細部のコーディネート

キッチンは幅広めのオープンキッチン。今回初お披露目です。

正面にはリブ材(凹凸のある材料)を使い、見切りもつけてきれいに納めています。オープンキッチンは、こちら側に収納ができるタイプ。最近はこの形が多く、カウンターにチェアを置いて食事をするパターンもありますが、やはり収納は多いほうがいいと思います。カップボードも吊り棚も設置済み。手元に照明がつくと明るさが全然違います。

リブ材オープンキッチン

ほかにも、暮らしに寄り添った工夫をいろいろ入れました。

窓装飾はブラインドを4か所に。カーテンレールでもよかったのですが、ブラインドのほうがすっきりスタイリッシュに仕上がるのでご提案しました。ロールスクリーンも取り付けています。「カーテンはお客様でどうぞ」では少し不親切なので、当社で手配・取り付けまで行っています。こういう全体のコーディネートも大事な部分です。

建具のレバーハンドルや棚のブラケットは、ご要望に合わせてゴールドで統一。各部屋の扉もゴールドで揃えました。リビングと廊下の間の窓はガラスにして、向こうに人がいるか・電気がついているかが分かるようにしています。

収納は、可動棚を中心に「なるべく多く取りたい」というご要望に合わせて設計。クローゼットは中段をなくして広く使えるように、可動棚とハンガーパイプのみに。玄関収納は物を置きたいというご希望だったので中段・枕棚のセットにし、サイズは上下とも目いっぱいのものを取り付けました。おかげでかなりの収納量になっています。

トイレは、タンクレスタイプの上位グレードを採用。洗面化粧台も設置済みで、あとは最終のコーキングです。お風呂も、ガスがきちんと来ているか、湯張り・追い焚きができるかを最終確認していきます。

LIXIL製品でリフォーム

変えられない部分は「シートを貼る」という選択

今回のように既存を活かすリノベでは、どうしても変えられない部分も出てきます。

そういう箇所には、ダイノックシートを貼って仕上げています。枠などは新しくできればいいのですが、変えられない部分は上からシートを貼って、既存の古い色が出ないようにする。この方法を採ることは意外と多いです。

「全部を新品に取り替える」だけがリフォームではありません。残すもの・変えるもの・シートで仕上げるものを見極めるのも、職人の判断です。

完成して、あらためて思うこと

途中、中東情勢の影響で商品が入ってくる・こないという不安定な時期もありました。それでも無事に最終段階まで来られて、今日クリーニング。少し工事が残っていますが、ほぼ完成に近い状態です。来週末ごろには引き渡しできる見込みです。最後に社内検査で最終チェックをして、問題なければお引き渡しという流れになります。

もちろん私たちは「こうなる」と分かって最初から進めています。それでも、解体してみてから「こうした方がいいな」という点はちょこちょこ出てきます。ブラインドのこと、ロールスクリーンのこと——その時、その場所に合わせた形にできるのが、リフォームの良さでもあります。

今回は当社のコーディネーターもしっかり入って、お客様と何度も何度も打ち合わせを重ねました。だからこそ、この形になったのだと思います。お客様の暮らしに寄り添った提案をすること。これが本当に大事だと、あらためて感じた現場でした。

よくある質問(FAQ)

Q. マンションの和室をリビングと一体化すると、どれくらい広くなりますか?

A. 今回の現場では、引き違いの扉で仕切られていた和室を解体し、床の高さもフラットにそろえたことで、玄関の廊下から奥まで視線が抜ける広々としたリビングになりました。壁の上部や天井部分も取ることで、圧迫感のない空間に仕上げられます。

Q. フロアタイルの「割り付け」とは何ですか? なぜ大事なのですか?

A. どこを基準にタイルを貼り始めるかを決めることです。今回は60cm角の大判タイルを、廊下のセンターを基準に割り付けました。端から順に貼ると最後に中途半端な細い切れ端が出て見た目が悪くなるため、基準の取り方で仕上がりが大きく変わります。

Q. マンションリノベでは、間取りを変えないとダメですか?

A. いいえ。今回の現場も、和室部分以外の間取りは大きく変えていません。今あるものを活かしながら、建具・床・枠など見えている部分を新しくするだけでも、住まいの印象は大きく変わります。

Q. 既存の枠など、交換できない部分はどうしますか?

A. ダイノックシートなどを上から貼って仕上げる方法があります。既存の古い色や質感が出ないようにでき、全体の統一感を保てます。すべてを取り替えなくても、きれいに仕上げる手段があります。

Q. カーテンやブラインドも工務店に頼めますか?

A. できます。BOIS創建では、ブラインドやロールスクリーンの手配から取り付けまで対応しています。「窓装飾はお客様でご用意ください」では不親切だと考えているためです。空間全体のコーディネートとしてご提案します。

BOIS創建が大切にしていること

大工の職人社長よっちゃん

BOIS創建は、一宮市に本部と工場を構える地域密着の工務店です。私自身が大工出身で、職人として現場に立ち続けてきました。

解体から完成まで、工事の中身をあえて公開してきたのは、ビフォーアフターの写真だけでは伝わらない部分を見ていただきたかったからです。床の割り付け、壁の高さ、収納の使い勝手——見えにくいところにこそ、住み心地の差が出ます。

工事をして終わりではなく、そこからが一生涯のお付き合いのスタートです。これからも誠実に向き合ってまいります。

一宮市・稲沢市・江南市・名古屋市など愛知県全域で対応しています

「和室をリビングとつなげて広くしたい」「中古マンションを買ってリノベーションしたい」「こんなリフォームできますか?」——そんなご相談をお待ちしています。地域密着のBOIS創建が、暮らしに寄り添ったご提案をします。無料現地調査・お見積もりからお気軽にどうぞ。

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