ブログBLOG

SEARCH

階段下がむき出し?収納スペースを増やすアイデアやリフォームの事例をご紹介

「収納スペースが少なくて物の置き場や片付けに困っている方」

「リビング・ダイニングキッチンには家具や収納棚が並んでいて片付かない方」

「収納スペースを増やしたいけど、無理!って諦めている方」

なんてお悩みの方、いらっしゃいませんか?「収納スペース」ってあればあっただけ、ありがたいですし、あれば助かりますよね。

今回は収納スペースが少しでも欲しいといった方に、当てはまれば家の中がスッキリ。片付けられ快適な暮らしが実現できますよ。

収納スペースを増やす階段下リフォーム

収納階段とは、階段下のデッドスペースを活用して、見せる収納や隠す収納などで空間を最大限に活用できる階段です。
収納機能という実用性と、見た目のインテリア性を同時に実現できます。

階段下収納のメリット

階段下収納の最大のメリットは、デッドスペースを収納場所として有効利用できることです。
新たに収納スペースを作ると、居住空間が狭くなってしまいますが、階段下なら元々使われることのない場所なので、空間を圧迫せずに、収納スペースを広げることができます。
また、階段下には思いの外広いスペースがあり、大きなものを置いて「物置」のような使い方ができます。

階段下リフォームの工事の流れ

階段下の壁を壊す

今であれば新築の場合、階段下は収納スペースになっていることが多いですが、20年前となると場合によっては、階段下が壁になっていてデッドスペースになっている場合が多いです。いまの家のように階段下に収納スペースがつくれたらなあ。なんて思っている方も少なくないと思います。

今回はそんなご相談を受け、打合せを重ねさせていただき、階段下のデッドスペースを収納にしてみました。

まずは階段の裏側を覗いてみました。こんなふうになっているんですね~。
なかなか見る機会がないので貴重です。階段の裏側が丸見え、ここが収納スペースとなれば、嬉しいですね。
収納スペースを増やしたい。お悩み解決です。

床の補強をする

 まずは壁を壊して、壁の中の状態を確認します。
壊してみると第一印象、「うわ~、すごい!ほんとにここが収納になるの??」
なんて思われるかもしれませんね。
安心してください。収納スペースになりますよ!!

覗いてみると床は何もなくて、床下が丸見えで床に落ちてしまいそう。
壁の中も階段がむき出しで柱や間柱が丸見えの状態です。
ここからまずは下地造りを進めていきます。

床の補強は重要です。床が抜けて落ちないように、プロの大工さんに床組みをしてもらい、補強しました。
ここの補強はしっかりやっておかないといけませんね。
壁の下地は柱、間柱は既設のものを利用し、木材で下地を造作し、プラスターボードでクロスの下地まで行います。
収納扉の大きさもポイントです。今回は玄関から正面のため扉は小さめにあまり目立たないようにしました。

扉の取付位置を決める

なんで廊下側に扉を取付けないの?

そう思われた方も、いらっしゃいますよね。
そうなんです。実は、扉を取付する位置は、最初の打ち合わせの時は廊下側にする予定でした。
廊下側にしたかったのですが…

事前にお家を建てられた時の図面を見させていただいておりました。
なんと柱の位置が、ちょうど扉を取付しようとしていたところの、ド真ん中にきてしまうではありませんか。
あえなく廊下側の扉の取付は断念せざるを得えませんでした。

そして玄関からは正面になってしまいますが、正面の壁の部分に扉を取付するように工事を進めさせていただきました。
リフォームを行う前に大切なことは、リフォームは解体をしてみないと分からないことが少なくありません。工事前に確認できるところは、入念にチェックをしてから工事に入りましょう。

むき出しの状態を仕上げをする

床組みをして造作、壁にプラスターボードを貼って、形が見えてきましたね。
収納の中は、身長170cmの方でも立てるくらい、広いスペースが確保できました。

扉はLIXILのラシッサDで、おしゃれ扉になりました~

ここまできたら、あとはもう少し!
クロスも貼り替えて、せっかくなので全体的に綺麗にしたいですよね。
最終の仕上げに入っていきます 

クロスとフロアを貼り替える

ついでに階段下収納のまわりのフロアとクロスも貼り替え、雰囲気をがらりと変えました。

階段下収納の完成

階段下収納スペースが完成しました。
クロスとフロアも一緒にリフォームさせていただきまして、雰囲気がガラッと!変わりましたね。

収納スペースを増やすアイデア

思っていたよりも、かなり広いスペースが確保できました。
扉のサイズは目立たず小さめに

壁面収納を作る

壁面に棚や収納ボックスを設置することで、大きな収納スペースを確保することができます。お部屋に合わせて作りましょう。
リビングでは、テレビラックやファイルや小物収納。
寝室では、衣装収納やブックセルフなど。
玄関や土間には、シューズラックやディスプレイ棚などなど、可能性は多岐にわたります。
壁面収納は、リフォームにてお部屋に合わせて注文することが可能です。隙間なく、同じデザインで作成できるので見た目もすっきり格好良く仕上がりますよ。壁面収納で心配される、耐震面でも安心です。

家具の高さを利用する

ベッドやデスク、テーブルなどの下にちょっとした収納スペースも侮れません。
ベッドやソファには、中に収納スペースがあるものも販売されています。ベッド下収納には、季節外れの寝具やマットなどが収納できます。買い替えの際にご検討くださいね。
また、デスクやテーブルの下も見落としてはいけません。机や棚の上に散らばっているものを収納するスペースを作り出すことが可能な場合があります。机や棚の上がすっきりしているだけで、気持ちもすっきりしませんか?奥行きの狭い棚を置く、吊り下げのかごや簡易的な引き出しを設置するなど、便利なアイテムがたくさん販売されているので探してみてください。
小さなスペースも逃さず、有効活用しましょう。

つっぱり棒やハンガーラックを活用する

つっぱり棒やハンガーラックを使って、収納ボックスを吊るしたり、衣服をかけたりすることで、収納スペースを確保できます。
小物の収納には、突っ張り棒が大活躍!狭い隙間に収納ボックスを置いてみてはいかがでしょうか。100円ショップにもさまざまなアイテムが並んでいます。うまく活用してみてくださいね。
衣類の収納を増やしたい方には、ハンガーラックの設置がおすすめです。ハンガーラックは、強度が重要です。工務店に依頼すると安心ですよ。

ミラーを使って部屋を広く見せる

ミラーを部屋の壁面に取り付けたり、ドアやクローゼットの扉に貼り付けることで、部屋を広く見せることができます。ミラーは明るさを反射するため、部屋の照明をより効果的に活用することができます。大きなミラーを取り付けるのも効果的ですが、小さなミラーを複数設置することもおすすめです。例えば、壁に並べて設置したり、コーナーにミラーを置いたりすると、部屋が広く見えます。また、鏡のフレームに色や形状の変化をつけることで、部屋全体にアクセントを与えることができます。特に、明るい色やモザイク風のフレームは、部屋の明るさをより引き立てます。

押し入れを有効活用する

和室やアパートによくある押入れ、うまく活用できていますか?布団を収納する目的で作られている押入れは、布団以外のものを収納するには少し工夫が必要です。
収納ボックスを使用したり、ハンガーラックを設置することで大容量の収納スペースになります。奥行きがあるのでキャスター付きの棚を使用すると奥のものを取り出しやすくなります。
壁紙を貼ったり照明をつけると、小さなお子様のプレイルームにも早変わり?上段を机のように使用するとワーキングスペースにもなります。

収納スペースを整理整頓する

部屋を広く感じさせるために、すっきりと整理整頓することも重要です。◯年使っていないものは捨てる、まだ使えそうで使えないものはリサイクルショップに持っていく、など自分でルールを決めて断捨離に挑戦してみましょう。
空いたスペースに幸運が舞い込んでこうるかもしれませんよ。